2023-01-01から1年間の記事一覧

野草といっしょ107 ツルフジバカマ

夜の虫の声を聞くと、こんなにまだ暑いのに秋だなと思ったりします。本当は真夏の夜も虫は鳴いているんですけれどね。その感覚が不思議です。 ツルフジバカマ(マメ科) クサフジやナヨクサフジは小葉が8〜13対(つまり16〜26枚程度)ありますが、こ…

野草といっしょ106 クサフジ

昨日、軽い熱中症だったみたいです。気をつけないと。 クサフジ(マメ科) 以前、ナヨクサフジを紹介しましたが、ナヨクサフジと比べて、クサフジは花の筒状の部分と反っている部分がほぼ同じくらいの長さだということや(ナヨクサフジは筒状の部分が長い)…

野草といっしょ105 ナンテンハギ

8月も後半に突入です。 ナンテンハギ(マメ科) 花の様子だけだと、クサフジやナヨクサフジと混同するかもしれませんが、葉の様子が決定的に違います。2枚の小葉が互生します。ですから、フタバハギという別名があります。一方で、クサフジたちは、カラス…

野草といっしょ104 フナバラソウ

キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)の植物をもう一つ。 フナバラソウ(キョウチクトウ科 旧ガガイモ科) 山地や平地の草原に稀にみられる野草らしい。でも、これは箱根の湿性花園で撮影したものです。花期は6月ということですから、きっと見頃の時期なので園…

野草といっしょ103 ガガイモ(ガガイモ科)

ふわふわした感じのガガイモの花が好きです。 ガガイモ(ガガイモ科) 別に旅行先で撮影しなくちゃいけない希少な野草ではありませんが、つい撮影していました。つる性の植物で、いつも撮影に出かける自宅近くの自然公園にもたくさん咲いています。 ガガイモ…

野草といっしょ102 イヌトウバナとトウバナ

閉庁日の初日に短時間ですが撮影に行きました。 イヌトウバナ(シソ科) 私が持っている古い北隆館の野草図鑑だと、多分、トウバナ とイヌトウバナの写真が差し違えていると思うのです。そんなこともあって長年、いまひとつ区別がはっきりつかなったイヌトウ…

野草といっしょ101 セイヨウミヤコグサ

台風の影響か、朝から雨が降ったり止んだりです。洗濯物も外に出せません。 セイヨウミヤコグサ(マメ科) ヨーロッパ原産の帰化植物です。1970年代に北海道や長野県で確認され、現在は全国に広がっています。在来種のミヤコグサは蝶形花が1〜2程度で…

野草といっしょ100 オオハンゴンソウ

去年夏にリニューアルした「野草といっしょ」も100回目になりました。 オオハンゴンソウ(キク科) 北アメリカ原産の帰化植物です。明治中期に観賞用として導入されたものが野生化しています。特定外来生物の中の1つです。大型の頭状花は色合いといい、…

野草といっしょ99 ヒレハリソウ

白樺湖周辺で撮影した野草の続きです。 ヒレハリソウ(ムラサキ科) 明治時代に牧草として栽培されていたものが野生化して、全国に広がっています。別名のコンフリーの方が有名らしいです。長寿の効果があるとして健康食品として流通していたこともあるそう…

野草といっしょ98 ヤマホタルブクロ

妻と休日を合わせて、白樺湖に2泊3日で出かけてきました。 ヤマホタルブクロ(キキョウ科) 宿泊地の白樺湖周辺で撮影したヤマホタルブクロです。街中で見かけるホタルブクロとパッと見は全く同じですが、萼片の間の入り組んだ部分が少し膨らんでいるだけ…

野草といっしょ97 ブタクサ

台風で被災している皆様、お見舞い申し上げます。 こちらは連日の猛暑ですが、もうしばらくの我慢でしょうか。朝4時半ごろ、ちょっと前までは明るかったのですが、今は少し薄暗くなってきました。日照時間がだんだんと短くなっていることを実感します。 ブ…

野草といっしょ96 ミソハギ

今朝は久しぶりに雨が降りました。少しは涼しくなるといいのですが。 ミソハギ(ミソハギ科) 称名寺の裏の湿地で、この時期に群生しているミソハギです。エゾミソハギという種もありますが、こちらのミソハギの方は無毛、葉が茎を抱かないことで区別できそ…

野草といっしょ95 オニユリ

1年前の撮影ですが。 オニユリ(ユリ科) 今年は撮影しそこないましたが、1年前にはバッチリ撮影していました。古い時代に中国から渡来したと言われ、今は野生化したオニユリが至る所に見られます。少し小型のコオニユリとの見た目の違いは葉のつけ根にム…

野草といっしょ94 ジュズダマ

今日も暑かったですね。 いつ見ても不思議な花です。 ジュズダマ(イネ科) 葉の脇から花茎を伸ばし、その先端についているつぼ形の苞鞘に包まれた雌花ができます。また苞鞘から出た柄のの先に雄花の小穂(しょうすい)が付きます。 昔、苞鞘を糸でつなぎ、…

野草といっしょ93 ヘラオオバコ

今朝の撮影の続きです。 ヘラオオバコ(オオバコ科) ヨーロッパ原産の帰化植物です。江戸時代に末期に日本に入ってきたようです。 称名寺の裏手の湿地で撮影しました。 花茎の先に帆状の花は、雄しべが輪状に突き出しますが、下から咲いていく感じです。群…

野草といっしょ92 ハマゴウ

今日の花は野草ではなく低木です。 ハマゴウ(クマツヅラ科) 土日の振替休日で今日はお休みだったのですが、ちょっと腰痛もあり、自転車で自宅周辺を走ることにしました。称名寺の裏の湿地に行ったあとに、ちょっと足を伸ばして久しぶりに海の公園まで行っ…

野草といっしょ91 コマツヨイグサとメマツヨイグサ

今日は横浜は36℃越えだったらしいです。午後は振替で家で掃除と夕飯づくりでした。 今日は夏を彩る代表的な野草を2つ。 コマツヨイグサ(アカバナ科) マツヨイグサのなかまでは一番背丈が低く、地を這うように広がっていきます。葉がギザギザなことも見…

野草といっしょ90 メハジキ

やっと休日になりました。でも朝、ランニングに出かけたのと、昼過ぎに買い物のついでに野草写真撮影に外出した以外は、ずっと寝ていました。 メハジキ(シソ科) 茎に弾力があって、昔、子どもが茎を短く切って、つっかえ棒のようにしてまぶたに挟んで目を…

野草といっしょ89 ヤブミョウガ

連日の猛暑です。湿度が低いだけでも随分違うんですけれどね。 ヤブミョウガ(ツユクサ科) ずっとミョウガのなかまだと思っていましたが、ツユクサ科でした。ミョウガの葉に似ていること、そして藪の中に生えることが名前の由来だそうです。この時期に沢山…

野草といっしょ88 ハクチョウソウ

夏休みに入りました。 ハクチョウソウ(アカバナ科) 以前から、朝のランニングコースで道端で咲いているのが気になっていました。風でゆらゆらと揺れている不安定な感じの花です。ハクチョウソウを漢字で書くと「白蝶草」です。 北アメリカ原産の帰化植物。…

野草といっしょ 87 ハゼラン

今、横浜は35℃近くあるみたいです。 ハゼラン(スベリヒユ科) 熱帯アメリカ原産で、明治初期に観賞用として導入されました。午後3時ごろに計ったように咲くので、サンジソウと呼ばれることもあります。自宅の駐車場の脇に咲いています。小さくて地味な野…

野草といっしょ86 コナスビ

世の中は3連休です。 コナスビ(サクラソウ科) 小さくて地味な花ですが、形が整っていて好きな花です。5つの花弁に見えていますが合弁で深く5裂しています。がくも同様です。あらためて調べてみたらサクラソウ科でして、ちょっと意外な感じがしています…

野草といっしょ85 セリ

梅雨も明けていないのに、連日の猛暑です。 セリ(セリ科) 湿地で普通に見かける野草です。春の七草の一つとされています。春の七草とされるもっと昔から日本で食用にされていた野草のようですね。もっとも花が咲くのは夏頃ですから、この季節だと食用には…

野草といっしょ84 クサレダマ

雨の中、行ってよかったです。 クサレダマ(サクラソウ科) この時期はいつも忙しくて、撮影できないので、貴重なオフでしたがクサレダマだけをめあてに傘をさして歩きました。結局、近くに咲いていたセリも撮影しましたが。 この感じだと、来週あたりは満開…

野草といっしょ83 ダイコンソウ

夏を代表する花のひとつです。 ダイコンソウ(バラ科) 根生葉がダイコンに似ていることが名前の由来ということですが、そうですかね。黄色い花がとても印象的で、いつもそこまで確認せずに撮影しています。ダイコンソウが咲くと「夏だな」と思いますし、秋…

野草といっしょ82 ヒメイワダレソウ

いつの間にか夏になっていました。梅雨はまだ開けていないような…。 ヒメイワダレソウ(クマツヅラ科) この時期は休日も忙しいことが多く、初夏の野草撮影が滞ってしまいます。明日はオフなので、撮影に行けるといいのですが。 南アメリカ原産で、グランド…

野草といっしょ81 ワルナスビ

土日も大会期間中は休めません。 ワルナスビ(ナス科) 北アメリカ原産の帰化植物で、明治時代に千葉県で確認されたそうです(ウィキ情報では牧野富太郎さんが発見したらしい)。その後、全国に広がっていて、街路樹の下などで頻繁に見かけます。大きい花、…

野草といっしょ80 ネジバナ

ボクの好きな野草のひとつです。 ネジバナ(ラン科) ねじれて下から咲いていくネジバナの姿がとても可愛くて好きです。ねじれ方は右回り、左回りの両方があり、遺伝的なものではないみたいですが、ほぼ同数見られます。写真は自宅の駐車場近くで撮影しまし…

野草といっしょ79 クスダマツメクサとコメツブツメクサ

昨日まで修学旅行の引率でした。帰宅後も寝不足からかぼーっとしていました。今日はオフでしたが、ランニングはせずにいつもの自然公園に撮影に行きました。 クスダマツメクサ(マメ科) 蝶形花が球状に集まった部分は、実感としては直径1cm以上はあります…

野草といっしょ78 ヒナキキョウソウ

昨日の夜は久しぶりに再会した知人と飲みすぎました。お昼まで体調がダメでした。気を取り直して、夕飯の買い物のついでに、気になっていたヒナキキョウソウを撮影しました。 ヒナキキョウソウ(キキョウ科) 休日にランニングしているコースで咲いていて、…