野草といっしょ107 ツルフジバカマ

夜の虫の声を聞くと、こんなにまだ暑いのに秋だなと思ったりします。本当は真夏の夜も虫は鳴いているんですけれどね。その感覚が不思議です。

ツルフジバカマ(マメ科

クサフジやナヨクサフジは小葉が8〜13対(つまり16〜26枚程度)ありますが、このツルフジバカマは小葉が5〜8対で、しかも一つずつの小葉はクサフジよりも幅が広めです。印象としてはクサフジはひょろっと痩せている感じの小葉で、ツルフジバカマはふっくらした感じの小葉です。今まで見分けがつきませんでしたが、今回の長野への外出で、同じ場所で両者を見比べることができました。参考までにフジバカマというキク科の植物は見た目も全く別物です。花の色がフジバカマに似ていてつる植物なので、ツルフジバカマらしいのですが、ちょっと無理があるように思いますね。

撮影:2023年8月8日、10日 長野県・白樺湖周辺