野草といっしょ128 セイタカアワダチソウ

厄介者扱いされることが多いですが、秋の風物詩的な野草です。

セイタカアワダチソウ(キク科)

アメリカ原産で、観賞用として日本に入ってそれが野生化して、戦後に全国に広がりました。根から除草剤成分の物質を出して他の植物を駆逐して広がるらしいです。咲き始めの薄黄色の花が風で一斉に揺れる様子はとても綺麗ですが、花が荒れた後の「泡立ち状態」はちょっと汚い感じがします。

セイタカアワダチソウを花粉症の原因の一つだと思っている人もいるようですが(ブタクサを間違っているのか?)。綺麗な色の花が咲いて昆虫を誘っていることから風媒花であることはありませんので、花粉症とは無縁の野草です。

そろそろ、野草の花も少なくなってきました。

コメナモミ(キク科)

アキノノゲシ(キク科)

撮影:2023年11月 神奈川県三浦郡葉山町