野草といっしょ145 オオイヌノフグリ

卒業式が終わって初めての週末です。昨日は午後から称名寺へ自転車で行きました。
桜はまだ咲いていませんが、ニリンソウが咲き始めていました。春の野草たちもどんどん咲いていきますね。

オオイヌノフグリ(オオバコ科)

私の大好きな花の一つです。この青い色が綺麗で好きなんですね。とても身近な野草なので日本古来からある種かと思いがちですが、西アジア・中近東原産の帰化植物で、明治初期に渡来したそうです。4枚の花弁でできているように見えますが、オオイヌノフグリは合弁花で花冠が4裂しています。でも、均等に裂けているのではなく、1つだけ小さめで色も薄くなっています。花弁の青い筋は蜜の場所を示すためのものなのだそうです。

暖かくなってきましたし、外出して花を撮影するのが楽しい季節になってきました。

撮影:2024年3月16日 横浜市金沢区 称名寺にて

野草といっしょ144 オニシバリ+春の野草たち

一昨日は朝は雪でしたが、だいぶ春めいてきました。

オニシバリ(ジンチョウゲ科)

現在、右ふくらはぎが軽い肉離れでして、先週の日曜日に散歩がてらいつもの自然公園に。
春とは言え、まだ花を咲かせる野草も少なかったのですが、林の中を歩いていて目についたのがオニシバリでした。樹皮でつくる縄は鬼も縛れるくらい強靭なのでオニシバリなのだそうです。東北地方南部から九州までの日本の各地の雑木林に生える低木です。

雌雄異株で2〜4月ごろに黄緑色の花を咲かせます。

それ以外にも春の野草たちが咲き始めていますね。

カラスノエンドウマメ科

ツルニチニチソウキョウチクトウ科

ヒメオドリコソウ(シソ科)

 

野草といっしょ143 ウメ・サクラ

梅は樹木なので野草ではありませんが、気になって色々調べているところです。

鎌倉の浄妙寺の境内で撮影した梅の花です。

とは言え、梅と桃と桜の花の違いが分かりません。梅と桜は開花時期や樹皮の様子である程度は分かりますが、そこに桃の花が入ると混乱します。それに、園芸の様々な品種もありそうですから、その辺の野草よりも難しい…。

こちらは報国寺で撮影した桜の花。日本に自生するサクラは10または11種らしく、それ以外の変種・雑種も含めると何百という種類があるそうですね。これを見分けるのは私には無理でして、せいぜいその花の美しさを見て楽しむくらいでしょうか。

報国寺

報国寺の境内にあるやぐらです。

浄妙寺

浄妙寺鎌倉五山の一つ。観光客もほとんどいなくて、のんびりするにはとても良い場所でした。境内にベンチもありましたし。一方、報国寺の方が人が多くて混み合っていました。

今回調べてみてわかったことは、ウメの花弁は丸く、サクラの花弁は先が裂けていてハート形で花柄が長い、モモの花弁は先が尖っていることと2つずつ花が出ていることが分かりました。梅、桜、桃、ちょっと気にしながらそれらの花を見てみようと思います。

撮影:2024年2月18日 鎌倉市

 

野草といっしょ142 オオジシバリ

ずっとサボっていました。

オオジシバリ(キク科)

少しばかり暖かくなってきましたから、妻と出かけてきました。久しぶりに朝比奈切通しを歩きました。途中、道をそれると朝比奈熊野神社という場所があり、初めてそちらへも向かいました。その境内に咲いていたのがオオジシバリです。ジシバリより頭花が大きく、葉がへら形です(ジシバリは葉が卵形)。

 

朝比奈切通しの横浜側の入り口付近に咲いていたホトケノザ。やっと今年も野草撮影できるような気候になってきました。

 

朝比奈切通しのようす。根拠はありませんが、歴史を感じるようです。なんとなく趣きがあってこの場所が好きです。

 

北条泰時が朝夷奈(朝比奈)切通しを開墾する際に社殿を建立したと言われている朝比奈熊野神社の本殿。昭和時代に再建されたそうです。

この日は朝比奈切通しを抜けて、バスを使って報国寺浄妙寺にも行ってきました。

撮影:2024年2月18日 横浜市鎌倉市

 

野草といっしょ141 ウマノミツバ

今日で休日なしで1ヶ月になります。

ウマノミツバ(セリ科)

香りはなく、「ミツバ」と名前がついていますが、葉は5つに裂けていることが多いです。

食用にもなりません。林の中の日影地に生えていることが多いです。この写真ではもう花ではなく果実になっています。

そろそろ、今年の写真を紹介できるといいなと思います。

撮影:2023年9月9日 神奈川県三浦郡葉山町

野草といっしょ140 レンリソウ

忙しさで更新もしないままでした。

レンリソウ(マメ科

湿り気のある草地の日当たりの良いところに生えるそうです。これは箱根の湿生花園で撮影したのですが、以前に河口湖の周辺を散策しているときに見かけたと思います。もう7年くらい前でしょうかね。稀少な野草を植物園で見ることができるのは幸せなことですが、できれば自然の環境の中で見たいものです。

そろそろ、春の野草も咲き始めそうですね。

撮影:2023年5月23日 箱根湿生花園

野草といっしょ139 クサタチバナ

能登半島地震で被災された皆様にお見舞い申し上げます。
お正月から何だか気持ちが晴れずにいました。それは今も変わりませんが。

クサタチバナキョウチクトウ科

昨年の5月に箱根湿生花園へ行ったときに、綺麗だなと感じて撮影した植物です。

関東以西で自生しているそうですが、見かけたことがありません。以前はガガイモ科としていたそうです。昨年撮影して放置している写真がまだまだたくさんあります。
撮影:2023年5月22日 箱根湿生花園

寒い冬でも元気に咲いている花もありました。

アメリカフウロフウロソウ科

近くのコンビニの駐車場でたくさん咲いていました。これから少しずつ野草の花も増えていきそうです。
撮影:2023年12月31日 横浜市金沢区