野草といっしょ138 ハマオモト

2024年のスタートです。今年も自分の勉強も兼ねて細々と野草を紹介していきます。

ハマオモト(ヒガンバナ科

別名のハマユウ(浜木綿)は出身が横須賀市なので市の花として知っていましたが、名前は知っていてもどんな花が知りませんでした。園芸でこうやって植えてあることすら知りませんでした。自生地の北限が横須賀なのだそうで。

撮影:2023年8月14日 横浜市金沢区

 

毎年出すのが遅い年賀状(私は寒中見舞いとして出していますが)ですが、今年はプリンターの調子が悪くて新規購入が必要のようです。そんなこんなでさらに遅くなりそうです。

今年の寒中見舞いの写真はオカタツナミソウの予定。毎年干支にちなんだ野草にしているのですが、タツナミソウは本当は立波草なので龍とは関係ありませんが、「音」が重なるので。

オカタツナミソウ(シソ科)

撮影:2023年5月22日 箱根湿生花園

 

野草といっしょ137 ガンクビソウ

いよいよ大晦日です。

ガンクビソウ(キク科)

枝の先に下向きについた頭状花をキセルの雁首に見立てたことが名前の由来です。夏から秋にかけて、林の中など比較的日当たりの良くない日陰に生えている野草です。
同じような場所に生えている似ている野草にヤブタバコがありますが、ガンクビソウは枝先に1個ずつ咲きますが、ヤブタバコは小枝の葉の脇に1個ずつ並ぶように花がつきます。

2023年も終わりですが、今年に撮った写真で、そのまま放置している写真がまだまだたくさんあります。

撮影:2023年9月9日 三浦郡葉山町

野草といっしょ136 オオブタクサ

年末の休日3日目です。仕事をしないで過ごすのもなんだかストレスに感じたりして…。

オオブタクサ(キク科)

ブタクサの名前は英名の「ホッグウィード」を直訳したもので(豚の餌の草)、ブタクサを大型にしたようなものがこのオオブタクサです。ただし、葉の形態がずいぶん違うので間違えることはないでしょう。オオブタクサは手のひら状に裂けていますが、ブタクサの方は羽状に深く裂けています。一方で、どちらも花粉症の原因になるそうで、厄介者の植物にされることが多いでしょう。

セイタカアワダチソウのことをブタクサだと思っている人がいますね。実は私も最初そう思っていました。秋の花粉症の出始めの頃にセイタカアワダチソウがたくさん咲くからでしょうかね。

ブタクサ、オオブタクサの話に戻って。
図鑑で調べたら、雌雄同株で、いつも花だと思っていた穂状の頭花はは雄花で、その穂の付け根に小さな雌花があるそうで、そこまで見たことがなかったです。来年は気をつけて見てみようと思います。

撮影:2023年9月9日 三浦郡葉山町

 

野草といっしょ135 チカラシバ

年末年始になったので、昔の撮影を漁っています(整理しています)。

チカラシバ(イネ科)

 子どもの頃、本当に厄介者だった雑草です。野原で遊んでいると、必ず服にひっついて、その後取るのが大変でした。根が強くはっていてなかなか抜けないことが名前の由来とのこと。

そう言われると、そうかもしれません。厄介とは言え、夏から秋にかけて風景の中になくてはならない野草のひとつだとも思います。ミチシバ、ロウオソウ(狼尾草)という別名もあるそうです。本物の狼の尾は見たことないですが、イメージはぴったりです。

イネ科やカヤツリグサ科の植物は割と地味な野草が多い上に、特定するのが難しいですね。
チカラシバはすぐ分かりますが。

撮影:2023年9月24日 横浜市栄区

野草といっしょ134 ハナカタバミ

カタバミのなかまでそう言えばいつだったか撮影したよな、と思い出したハナカタバミです。

ハナカタバミカタバミ科

3年前の写真でした。コロナで外出もままならない状況で、休日は近くのちょっとしたハイキングコースを妻と歩いていた時期に撮影したものでした。南アフリカ原産で、江戸時代に観賞用として日本に入ってきて、野生化しているようです。中心が黄色いことや花弁が重なっていること、花の形や大きさでムラサキカタバミやイモカタバミとは区別できます。

やっと今年の業務が終了しました。ちょっと体調不良ですが、年末年始はゆっくりする予定です。

撮影:2020年10月25日 横浜市金沢区

野草といっしょ133 イモカタバミ

2023年も終わりに近づいてきました。この時期になるとやっぱり寒くなってきますね。

モカタバミ(カタバミ科

 この時期になると野草の花も少なくなってきました。実家の周りにたくさん生えていますが、12月のこの時期でも花を咲かせています(この写真は10月のものですが)。南アメリカ原産の帰化植物で、種子ではなく地下の塊茎で殖えていきます。花の中心は色が濃くなっていて、花弁全体の色も、ムラサキカタバミに比べるとちょっと暗い赤色です。

撮影:2023年10月21日 神奈川県横須賀市

 

参考までに6月に撮影したムラサキカタバミです。

ムラサキカタバミカタバミ科

こちらも南アメリカ原産の帰化植物で、江戸時代後半に日本に入りました。花の中心部は黄緑色でピンク色と黄緑色のコントラストがとても美しくて、ボクのお気に入りの花の一つです。

野草といっしょ132 ヨモギ

年末年始まであと少しです。
昨日は窓掃除をしました。

ヨモギ(キク科)

子どもの頃は親戚が集まって餅つきをしていて、草餅が好きでした。そのために家の近くでヨモギの若葉を摘んだ記憶があります(あれは春だったのかな〜)。子どもの頃は食べる方が専門でしたから、ヨモギの花など気にもとめませんでした。ヨモギの花は管状花だけでできていて、とても地味です。カメラを向けて積極的に撮影したいと思う花と、「記録として撮影しておこうか」的な花がありますが、ヨモギは後者ですね。近年は花粉症の原因にもなっていますから、ちょっとかわいそうですがあまり歓迎されない野草の一つでしょう。

撮影:2023年10月8日 横浜市金沢区